キャスリング 津和野城編(日本100名城)

JR山口線津和野駅から南に1.7キロ、22分歩くと、津和野城跡観光リフトに着きます。

車の場合、津和野城跡無料駐車場があります。駐車場は、30台ぐらい停められるそうです。


駐車場から階段を上がるとリフト乗り場があります。リフトで上がり城跡まで歩いて帰ってくるのに約40分です。観光リフト乗り場の右手には、登城口があり、リフト山頂駅あたりまで約30分です。

リフト乗り場には、日本100名城スタンプやパンフレットが置いてあります。往復料金で大人450円です。

標高367mの霊亀山に築かれた山城です。城下町との比高差200mは、今回リフトで上がりました。約5分で山頂に着き、そこから本丸まで歩いて20分です。

まず出迎えてくれるのは、津和野城(三本松城)の出丸です。斜面沿いに仮の遊歩道があり、その上に出丸の石垣が少し見えます。現在出丸では、2020年3月まで修復工事で立ち入り制限しています。

津和野城主の坂崎直盛の弟である浮田織部が奉行した出丸なので、織部丸とも呼ばれています。門の両側には二層の櫓と高塀で堅牢な造りでした。

1282年 鎌倉時代の元の襲来の翌年に、吉見頼行は沿岸防備の為、石見国の地頭に赴任しました。

出丸を過ぎると本丸まで250mです。

1295年 以前から吉見氏館や北側の徳永城、御嶽城を築いていましたが、霊亀山に津和野城の築城を開始し、1324年 吉見頼行の子、頼直の時代に完成しました。

まだ山道は続きますが、本丸まであと5分です。

吉見氏は14代続き、津和野を治めました。

苔むした腰郭と二の丸の石垣が見えてきました。

吉見氏は大内氏に属しており、11代目の吉見正頼の時、大内義隆を滅ぼした陶晴賢に挙兵しました。1554年には、100日以上の籠城戦(三本松城の戦い)が繰り広げられました。

メインゲートは東門になります。右手に馬立や台所、左手に天守台や太鼓丸になります。仮設の階段を上がっていきます。

1555年 厳島の戦いで、毛利氏が陶軍や大内氏に勝利すると、吉見氏は毛利氏の傘下に入りました。

右手に東門の虎口、左手に腰郭、二の丸の石垣です。

1600年 関ヶ原の戦いで、毛利氏が長門、周防に減封されると吉見氏も萩に異動しました。

まずは、本丸の西で三の丸にある、右手の馬立(馬をつなぎとめる場所)、台所跡があり、さらに奥には海老櫓跡があります。

関ヶ原の戦いで、東軍に属した宇喜多忠家の長男 宇喜多詮家(坂崎直盛)が城主となります。宇喜多姓から坂崎姓に変わったのは、徳川家康が宇喜多姓を嫌ったと言われています。

台所と海老櫓の間の虎口です。お城の搦手側にあたります。三角形のような縄張りなので、これを頭に入れないと、どこがどこか分からなくなりそうです。

坂崎直盛の時代に石垣を多用し、近世城郭へと変わっていきます。新たに出丸や三層の天守を築きました。

元のルートに戻るとすぐに西櫓門跡があります。重厚な石垣です。

1616年 大坂の陣で、徳川家康の孫娘の千姫の扱いをめぐり、幕府と坂崎直盛が対立し、千姫を奪おうとする「千姫事件」が起き、坂崎直盛は改易となりました。

西門櫓を過ぎて、南に向かうと横矢が張り出しています。さらに奥に進むと三の丸です。北を見ると立派な石垣があり、人質郭の石垣です。

1617年 因幡国鹿野藩から、亀井政矩が入城し、明治維新まで11代に渡り治めました。

三の丸の南櫓門跡です。

亀井氏の時代に、山麓の津和野藩邸と城下町が整備されました。1686年に落雷で天守などが焼失し、その後再建される事はありませんでした。

また元のルートに戻ると右手に天守台があります。三の丸と三十間台との間に天守台があり、一番高い所にある訳ではありません。

1773年 京都伏見稲荷神社から勧請され、城内の太鼓谷の近くに太鼓谷稲成神社が建立されました。

津和野城で一番高く、広い曲輪の三十間台です。三十間台から南を見ると、一段下がった人質郭があります。その下は三の丸です。

三十間台から東側に津和野城下町が眼下に見えます。三十間台から虎口をくぐり、一段下がると太鼓丸です。

太鼓丸から三十間台を見た虎口の石垣です。

東門から帰ります。リフト山頂駅から山道ルート往復と城跡見物で2.4キロ、60分のキャスリングでした。

疲れた体に、帰りのリフトは大変ありがたいです。景色も良いので心地よい5分間です。

新山口駅から津和野駅まで、SLやまぐち号が走っています。津和野城から見えるタイミングは、津和野着は12時59分着なので、12時56分あたり。折り返し運転で、津和野駅発が15時45分なので、15時48分あたりだと思います。(2019年5月現在)タイミングが合えば城とSLというコラボができますね。



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