阪急宝塚線曽根駅から西に450m、6分歩くと原田城跡に着きます。
車の場合、住宅街なのですが1ヶ所だけ、画像の通りのコインパーキングを見つけました。60分200円でした。
築城年は不明ですが、古くは鎌倉時代から土豪の原田氏が一帯を支配していたとされています。文献により確認できるのは、15世紀頃からで、管領細川晴元家臣の木沢長政が原田城を攻めたとされています。
1541年 木沢長政軍は三好長慶のいる越水城(西宮市)と原田城を攻めました。
1547年 細川晴元軍の攻撃を受け、原田城は落城しました。その時の城主は、三好長逸ではないかとされています。
住宅街に突如現れた城跡の案内板がそそります。
料亭の玄関のような原田城跡は、土曜日、日曜日のお昼12時~15時まで公開されており、色々なイベントも行われています。詳しくは、豊中市のHPを確認して下さい。
1578年 織田信長に謀反を起こした荒木村重の伊丹有岡城を攻める為に、信長軍は原田城を陣地として攻めました。小高い豊中丘陵から西側の有岡城がよく見えたと言われています。
原田城跡には、土塁が残されています。
原田城は北城と南城があり、ここはメインの北城です。東西160m、南北320mの規模で堀もあったとされています。
慶長年間の1610年頃に廃城になったとされ、原田氏の多くは豊後岡城に移りました。
原田城跡には、昭和12年にこの地を購入して家を建築した羽室家住宅として保存されており、国の有形文化財です。
和洋折衷の住宅は落ち着いた佇まいで、ここが城跡だという事を忘れてしまいます。
施設の方の分かりやすく詳しい原田城と羽室家住宅の歴史を聞きながら有意義な時間を過ごしました。40分のキャスリングでした。