キャスリング 高知城編(現存御殿4城・現存天守12城・日本100名城)

JR土讃線高知駅から南西へ1.5キロ、歩いて20分、とさでんで高知駅前から高知城駅前まで15分、はりまや橋からだと歩いて15分の所に高知城があります。

車の場合は、タイムズひろめ市場があり60分300円でした。今回は、ひろめ市場で買い物やご飯を食べる為、ここに停めました。

まずは追手門からキャスリングスタートです!

追手門をくぐると、土佐藩上士板垣退助の銅像があります。山内容堂の前で尊王攘夷を唱え、戊辰戦争では参謀として従軍しました。自由民権運動で岐阜事件に遭うなど、日本の民主政治の礎を築いた人物です。

台風など多雨地域なので排水には注意が払われ、排水が直接当たらないように樋が突き出ており、水受けに敷石が敷かれています。他のお城では見られない珍しい設備です。

三の丸の野面積みの石垣は高さ13mにもなります。石はおもにチャートで、砂岩、石灰岩も一部使用されています。

杉ノ段は、井戸ノ段とも呼ばれ、藩主のお国入りや出発する際には、ここで一族がお出迎えやお見送りをしていました。井戸は深さ約18mあり藩主の住む二の丸御殿に運んでいました。

鉄門跡は、左右の石垣をまたぐ入母屋二階建の門がありました。門の扉には鉄板が打ちつけられていたので、鉄門と称されました。

詰門は、本丸と二ノ丸の間の空堀をまたぐ形で設けらました。武士の詰所であった為、詰門と称されています。東の出入り口と西の出入り口は、中でクランクして筋違いになっています。

詰門の西の出入り口を出ると梅ノ段の梅が見れました。奥ゆかしさのある咲き方で綺麗です。

高知城で一番広い平面の三ノ丸です。南北85m、東西54mで4641㎡で大書院がありました。北東には丑寅櫓がありました。大書院は後に高知藩の藩庁となりました。

二ノ丸は、政務をとる表御殿と藩主が日常生活をする奥御殿がありました。北西には乾櫓があり、城内にあった8棟の櫓で唯一の三階建てでした。

詰門の上を歩き、二ノ丸から本丸へ入ります。本丸に入ると、西多聞がまず目に付きます。分厚い漆喰で塗られ火災と風雨に強い仕様になっています。

本丸は標高44.4mで1,580㎡あります。天守閣、本丸御殿、東西多聞櫓、黒鉄門などが配置され、本丸すべての建造物があるお城は高知城だけです。

本丸御殿「懐徳館」と天守に入ります。入場料は大人420円です。本丸御殿入り口に、日本100名城スタンプがあります。

書院造や欄間など武骨質実剛健な中にも優雅さがある造りとなっています。

書院造の掛け軸には、15代藩主山内容堂の詩書「夕暮曲」が書かれています。

御殿から天守に移動すると、様々な展示物があります。

高知城の前身として、この大高坂山には、大高坂山城がありました。南朝方の武将大高坂氏により築かれたとされています。大高坂松王丸は、北朝方と戦い戦死しました。

1587年 長宗我部元親は豊臣秀吉の九州征伐従軍の後、本拠にしていた岡豊城から移動して大高坂山に城を築きました。

1591年 しかし、水はけの悪さから大高坂山城を捨て、桂浜に近い浦戸城を築きました。

1601年 関ヶ原の戦いで、長宗我部元親の子、長宗我部盛親は西軍に加わり改易されました。代わりに掛川城から、山内一豊が入城します。

高知城絵図を見ると、横矢がかりが多く配されている事が分かります。

天守閣からの眺めです。南には鷲尾山に囲まれ、北も山に囲まれた地形となっています。標高約44mの大高坂山の上に築かれた平山城です。

最上階の廻縁に配された高欄は優美で、山内一豊が徳川家康から許可をもらって造りました。32工程の手間をかけた漆塗りの仕上げです。

山内一豊は、関ヶ原の戦いで罪人となった百々綱家(どどつないえ)を赦免してもらい、高知城築城と城下町整備の総奉行にしました。同じ近江出身として、百々の築城技術の高さを知っていました。

1871年 廃城となりますが、それまで代々山内氏が治めました。

本丸の出口なっている黒鉄門にも、黒漆で塗られた鉄板が打ちつけられています。二階部分は武者が隠れる事が出来、石落としもあります。矢狭間塀が続きます。

獅子ノ段と呼ばれる西側に下りていきます。西側から見る本丸多聞櫓も良い感じです。

追手門のそばにある、土佐藩初代藩主山内一豊の銅像です。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に仕え出世したただ一人の武将です。

山内一豊は、異動前の掛川城を模して高知城を築城したと言われています。

1854年 安政東海地震で掛川城が損壊し、廃城となりました。掛川城を復元する際には、高知城を模して再建された経緯があり、深いつながりがあります。約60分のキャスリングでした。

(おまけ)

高知城に入る前に腹ごしらえとして、ひろめ市場明神丸の鰹のたたき定食を頂きました。おいしく頂きました。



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