キャスリング 高遠城編(日本100名城)

JR飯田線伊那市駅からバスで高遠駅(関東バス)で降りて歩いて15分で高遠城です。

車の場合、中央自動車道伊那インターから東に13.2キロ、25分走ると、画像のような広大な無料の駐車場がありすぐの所に高遠城跡があります。

武田信玄の命により山本勘助が大規模に修築したこと方から、ここは勘助曲輪と呼ばれています。

100名城スタンプは高遠城跡南にある高遠町歴史博物館にあります。

車を駐車場に停めて階段を上がりほどなく歩くと二の丸です。入城は無料でしたが、毎春4月頃はさくら祭り期間になり、入園料大人500円、駐車場は1日700円です。

築城年は不明ですが、諏訪氏一門の高遠頼継の居城でした。武田氏と同盟関係だった上原城主の諏訪頼重は、父の武田信虎を追放した武田信玄と敵対関係になりましたが、高遠頼継は武田氏側につきました。

1545年 高遠頼継と武田信玄の諏訪領を巡って争いとなり、信玄から攻められ高遠城と福与城は、武田の伊那地方進出拠点となりました。

堀切を渡している桜雲橋(おううんきょう)を渡ります。桜雲という名前が良いですね。

1547年 武田氏の足軽家臣の山本勘助や家老の秋山虎繁に大規模な修築を命じ、1556年に秋山虎繁が城主となりました。

桜雲橋を渡ると、問屋門です。元々は城下町になった問屋役所の門ですが、昭和20年代に取り壊し予定だったのを、ここに移築し保存されています。

1562年 諏訪御料人で、実名不明なので様々な名前「湖衣姫・由布姫など」で呼ばれる諏訪氏の娘が母となる、四郎勝頼(後の武田勝頼)が諏訪氏を継ぎ、諏訪勝頼として高遠城主となります。秋山虎繁は飯田城主となりました。

1581年 武田信玄の死後、跡継ぎの武田勝頼は新府城を構え、異母弟で武田信玄の五男の仁科盛信が高遠城主となります。

問屋門をくぐると本丸跡です。

1582年 織田信長の甲州征伐で、織田信忠軍5万の兵の攻撃が始まりました。城主仁科盛信のは、降伏を進める僧の耳を切り落として追い返し、3千の手勢で徹底抗戦の構えを見せます。

しかし決死の奮戦むなしく盛信は腹を裂き自らの手で腸を投げつけて果てたと言われています。この高遠城の戦いで戦国の歴史は大きく変わっていきます。

戦いの後で壊滅状態となった高遠城は機能せず、織田家臣の毛利長秀が飯田城を拠点として伊那地方の支配をしますが、諸説あります。

本丸にある新城藤原神社、太鼓櫓です。この下には勘助曲輪(山本勘助が縄張り)があります。

1582年 本能寺の変が起きると、武田氏遺領を巡る天正壬午の乱が始まり、徳川家康、北条氏直、上杉景勝や真田昌幸などで領地を奪いあいます。

保科正直は高遠氏の家臣でしたが、徳川家康の家臣となり、徳川家康が領地を奪取すると保科正直が高遠城主となります。その後、家康が関東へ移封となると豊臣家臣の毛利秀頼、京極高知が入城しました。

本丸から西側には中央アルプスが見えます。南アルプスと中央アルプスに囲まれた伊那市は河岸段丘になっており(一説では地溝)城下町が下に見える平山城になります。

本丸の南側が南曲輪となり、名君として知られる保科正之が幼少時代過ごした場所とされています。

1600年 関ヶ原の戦い後、高遠藩が立藩され保科氏が城主となりました。

1631年 保科正之が城主となりますが、1637年に出羽山形藩に異動となりました。

1637年 保科正之と入れ替わりで、鳥居忠春が入城します。

白兎橋を渡ると法幢院曲輪になります。

1689年 鳥居氏が改易となり1691年まで天領となりますが、河内富田林藩から内藤氏が入城します。

1869年 内藤氏は13代続き版籍奉還になり、高遠県となりました。

昭和8年に有志により町民の集会場として、観光の拠点として造られた高遠閣です。

最後の高遠藩13代藩主の内藤頼直は、藩校進徳館を設立しました。高遠城の北側にあります。

興国の基礎は藩士を養成する事で、養成の為には文武を奨励する事を趣意としています。

和学、洋学、漢学、兵学、弓術、馬術、槍術、剣術、砲術、柔術と幅広い分野の学問を学べました。

孔子を始めたとした五聖像(孔子、孟子、曽子、顔子、子思)があります。

1869年の版籍奉還で内藤頼直は高遠県知藩事となりますが、1871年の廃藩置県で高遠藩が消滅しました。

1872年 明治政府の廃城令により、高遠城の建造物や樹木は競売にかけられますが、正門はコンパクト化されますが高遠高校の正門として残されました。

(おまけ)

高遠城跡公園の西には国道361号線が通り、その道沿いに高遠そば 入野家があります。

江戸時代高遠藩主の保科正之は有名な蕎麦好きで、辛味大根をおろした絞り汁に焼味噌をといた「辛つゆ」で当時食べていました。当時には醤油が無く、身近な食材を工夫して食べていた方法が楽しめます。



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