キャスリング 杉山城編(続日本100名城)

東武東上線武蔵嵐山駅から北に3.2キロ、40分歩くと杉山城跡があります。

車の場合は、関越自動車道嵐山小川インターから南に1.6キロ、6分ほどで嵐山町立玉ノ岡中学校に敷地内にある、杉山城跡見学者用臨時駐車場があります。駐車場は、8台ぐらい停められ、無料です。

駐車場からはフェンス沿いに3分歩くと大手口になります。

市野川の左岸にある山の上に築かれた山城ですが、散歩程度で歩ける事ができる歩きやすい山城です。看板やパンフレットが充実しています。

築城年は不明で、地元豪族の金子主水が築城としたとの伝承がありますが、確定ではありません。縄張りの構造などが後北条氏のものと言われていましたが、山内上杉氏との文献もありまだ解明はされていません。

鎌倉街道を見下ろす丘陵上に、切岸、横堀など高度な築城技術が結集したお城です。続日本100名城スタンプは、嵐山町役場にあります。

大手からキャスリングスタートですが、大手の前の出郭には、溝が掘られている事が分かり、直線的に侵入できないようになっています。

大手口を上がると外郭になります。

外郭から南三の郭に行く為には、馬出郭の空堀の上の木橋を渡る必要がありますが、有事の際には、壊れるようにし、斜め上の横矢から敵を攻撃できる態勢が整っています。

杉山城で最も感動した、上段の南三の郭、二の郭と下段の外郭との境目にある屏風折です。死角を無くす為の横矢掛りですが、稜保式城郭の日本版といった所でしょうか。画像だと迫力が無くなってしまうのが残念。。。本郭防御の為の帯郭状土塁は、城内部との連絡通路の役割も担っています。

外郭から右手の坂道を上がると本郭になります。

杉山城の近くには、四津山城、高見城、越畑城があり、松山城と鉢形城とを連絡し合う為の城だと言われています。

本郭から北を見ると日光連山や男体山が見えます。本格の西側には、堀、土塁と北二の郭につながる連絡通路があります。

本郭の南側には、井戸郭があり、堀があるので木橋でつながれていました。右側には横矢があり攻撃できる態勢になっています。

南二の郭の東虎口です。虎口から一段下がると平坦面がありますが、ここと本郭の帯郭には木橋が架けられていたと言われています。

南二の郭、南三の郭の間の虎口は、土塁が平行にずれた食い違い虎口になっています。南三の郭から南には、上から馬出郭見えます。

馬出を通らないと郭には行けませんが、横矢で攻撃されやすくなる造りになっています。

決して広大なお城ではありませんが、随所に仕掛けがあり保存状態も良く、綺麗に整備されているお城です。「築城の教科書」「戦国期城郭の最高傑作のひとつ」と言われている通りの素晴らしいお城でした。季節ごとにまた来たい城の一つです。約40分のキャスリングでした。

帰りに嵐山町役場に寄り、続日本100名城スタンプを押しました。町全体で大切している事が分かりました。歴史的にも解明されていない事が多いお城ですが、現在調査中とのことなので、今後が楽しみですね。



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